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親は子に迷惑を掛けるな

親、孫、お祖父ちゃんおばあちゃん、互に心が育まれていく、其の様な、

農村部などで見かける、三世代が住む大家族等は理想です。
しかし、生活設計も違い家も狭い、核家族の現代においては、年老いて子供との同居など考えないことです。
 

例え肉親といえども、それぞれに生活スタイルも違うし、狭い生活環境のなかではやがてギクシャクしてくるのは目に見えています。
これは誰が悪いということでもありません。
傍において看れるならみてあげればいいし、状況において施設に入れることが、決して優しさの欠如にもならない。

 

老いる側は、先々は子に迷惑をかけないこと。
いざとなれば施設に入る。
かえって他人の世話に預かる方が気持ちの負担がない場合が多く、思いやりにもつながることになります。

 

いずれにしれも、個々のケースにおいて出来うる対処をすればいいのですが。

 

で、やはり、身辺はできるだけ身軽にしておくこと。
思い出の大量の写真、アルバムだって、残された者が見るわけでなし、諸々大変な後始末の迷惑をかけないようにしなければなりません。

 

五人も六人も子供がいても、誰一人親の面倒を看ないケースもありますし、ただ一人の子が一切の面倒をみることもあります。

 

残せるものがあるなら、面倒な不動産より、現金で、争わない懸念の起こらない少々を分配しておく。
尚余裕があるなら、人生を頑張ったご褒美として、夫婦で旅行でもして、使い切ったらいいのです。
必要以上の余分を子に残さないこと。
あの世に持って行くものは何もありません。

 

人生いろいろです。
私など、八度の転職で自分の生活もままならないなか、親の借金返済をし、病院の世話をし、生活費の面倒までみてきました。
それでも迷惑を子に掛けたことを何とも思っていないふしがある。
参ったな~ ^^; ?何ともお恥ずかしい。
まあ、一人息子ですから、これもいた仕方ない。

 

振り返れば二十年過ぎ、紆余曲折のなかで、全ては妻あってのこと。
苦労ばかり掛けてきました。
しかし、まだ私自身は親不孝かもしれません。
いろいろあったとして、親は親。
私が私であることは、親あってのことですから。

 

で、やはり、親は子の幸せを最大限に願っても、決して迷惑を掛けてはいけない。
多くを残せなくても、葬儀の費用、老後の生活費等、自立した生活設計をしっかり立てておきましょう。