代表挨拶

ご相談者様のお悩みや問題点に気づき、専門家と実務を連携してお役に立ちます

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 その昔、子供の頃の私が記憶する町の開業医のイメージとして、「問診」という言葉が浮かびます。

時に「家族の具合が悪い」と電話をすれば、合間をみて先生が訪問診療をしてくれる。傍らには聴診器等が入った鞄を抱えた看護婦さんがいて。二人の白衣の光景は実に頼もしく、診てもらう方は、町のお医者さんを頼りにできる身近な存在として全幅の信頼を寄せることができました。そんな、懐かしくも旧き良き時代。

 時代は流れても、医療に限らず専門家をはじめ世にあって役目を担う者に大切なのは司る心の部分だと思うのです。

ブームに乗ったビジネスオンリーでも知識ありきでもいけない。志をもって専門家としての役目を担わなければならない。

 それまで仲が良かった兄弟姉妹が、相続を境にちょっとしたボタンの掛け違いによって関係がぎくしゃくし、永遠の不仲になったケースも多々見てきました。財産の多寡によらず。「兄弟、姉妹が仲良く」は親の願いです。貰う方も、遺す側の想いを受け取らなければならない。感謝のひとつもしなければならない。

ボタンの掛け違いというのは、漠然とした不安の中から始まったりします。例えば、先に書いた「問診」の事。誰にどう相談したらいいのか。いきなり専門家に尋ねるには敷居が高い。そんな時、掛かりつけの医師が、総合病院の専門に紹介状を書いてくれる。また、総合病院の窓口で適した科に回してくれるように、そんな役割を身近に担ってくれる所があれば心強いですね。時には、「問診」で解決することもあります。

 本来、専門科(家)であっても、何処か外の部位に原因があるのでは?と推察もできるようではならないとも思うのです。いかに心をもって気づくことができるか。

私共の役目は、広範な知識をもって、ご相談者様のお悩みや問題点に気づき、適切な専門家をご紹介したり、実務を連携してお役に立つこと。

 障がいのあるお子さんをもつ親御さんを長年見てきました。

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年月は流れ、その親御さんも齢をとられ、しかし尚、子供さんの面倒をみておられます。此の先の不安はいかほどでしょう。他人が軽々に推察することはできません。「親なき後の障がいのある子の生活を支援したい」は、親御さんの切なる願いです。

 私は、様々な職種を経験、七度転職の後、平成5年に不動産業を独立開業しました。

相続財産のなかで約6割近くを占めるのが不動産ですが、この「分けられない財産」がまた揉める元であったりします。

仕事柄、階層を越えて多くの人と出会うと共に、人生経験を積んできました。「あの時あの場面、もし今の様な知識があれば、もっと役立てたろうに」振り返ってそう思うこともあります。

「不動産」も「相続」も、私が得た経験と知識。そして何より「信頼できる専門家」を知っている。 それこそが強みと自負するところです。

みんなの幸せのために。相続が気になるすべての方へ「もめないための相続」を。