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人生における幸不幸

つい他人と自分を比較して、現在地に置かれた身の、幸不幸を判断しがちです。

学歴も地位も得、金銭的に恵まれ、傍目に順風満帆に見える隣の芝生も、
内実は、家庭不和あり、病気に苛まれ、数々問題を抱える人も家庭も多々存在します。
 

幸いにして、もしあなたが今日まで、大病なく健康な身で過ごしてきたとするなら、
先ずは、何はなくとも、これほど幸福なことはないのではないでしょうか。

 

知力持ち合わせ、思いあっても希望あっても、健康は人生において障害となり、時に生きる気力さへ阻害されてしまいます。
それでも、その困難を乗り越えていく人も多くいます。
凡そ充たされているように見えても、授かった部分が、とてつもなく、その人が生きる上での苦労と精神的疲労を呼ぶケースは、世間に多々あるものです。

 

他人を羨むばかりで、自分自身が何を持たないように思うあなたが、兄弟仲もよく、夫婦相和し、親からは、財産なくとも病気に無縁の健康な身体をもらったとすれば、先ずもって、これほど有難いことはないでしょう。

 

五本の指伸ばし手を開く。
深呼吸して頭を持ち上げれば、青空だって見えます。
足を前に投げ出せば、目的地へ歩いていくこともできます。
健康な身体があれば、いつでも希望を持って、自らの意思次第で前に一歩踏み出すことができるのです。

 

他人と比較して何を幸不幸と判断するのか。
人生において、小さな幸せの価値に気付かないことは、本来誰にも与えられたはずの幸せというものを、決め付けた不幸というもので、わざわざ上塗り隠してしまっているに過ぎないのです。