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物より思い出

美しい曲の調べに耳を傾けよう

感動の映画を観よう
風に吹かれて旅をしよう
心優しく前向きな人と触れ合おう

人生の旅路は僅か七、八十年程
夫婦の思い出 家族の思い出
友達との思い出

容易に動かし難いビル群
余りある程の物
混乱を招く過分な金
地位肩書き 戒名など・・
死するに当って、それらは何の役にも立たない

大切なのは、物より思い出、そして生き様

溢れる程の思い出が、邪魔になることはない
例えそこに、苦難の時が混ざっていたとして
それはそれで、誠実に歩いてきた道ならば、思い出は一体となって美しく輝く

人生路に染入った思い出は、何処へもそっと胸に忍ばせ行くことができ
物潰えても、決して心を離れることはない

悠久を亘る風に軽々乗せることが出来る「思い出」と「価値の重さ」
それぞれの人生に、かけがえのない「思い出」づくりをしよう
心いっぱいに 「思い出」という花を咲かせてやろう

幸せだったかそうでなかったか・・
その分岐点は、「良質の思い出」を、どれだけ持っていたか、によるかもしれない