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「物より思い出」「物より人」

地元を離れ、遠く県外に行かれた方にも年賀状を出します。

縁あって取引していただいたお客様で、再び商売に繋がるわけでもなく、二度とお会いすることもない方々ですが、そんなことはどうでもいいのです。
縁をいただいた感謝の気持で、相手に届く限り十年経とうと二十年経とうと出し続けるのです。
 

途中から引き継ぐことになった、家賃を滞っていた身寄りのない管理物件の入居者にも年賀状を出します。
「独居人に年賀状が届いたら嬉しいに違いないだろう」と社員に言います。
そして、少しずつでも相手は応えてくれます。

 

一方的であってもいい。
想いや心意気とはそんなものです。

 

「物より思い出」
「物より人」