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絶対自分

人間関係というものは時に複雑でややこしくもあり。

例えば、個人と相対する他人が十人として、その十人が十人全員に好かれるということにはなかなかいかないものです。
そして、仮に十人のうち九人という大半に受け入れられようと、結果の有り様に是非の絶対性があるとはいえないのです。
 

小さな人間関係の集まりのなかでは、個人の魂の傾向によって互いの心が引き寄せられながら付き合いを構築していくわけですから、逆にその輪の中で九人に拒絶された状態であるとして、受け入れられなかった本人に全て否定される根拠があるのだとも断定できません。
勿論、受け入れられない理由というものが多少なりとも存在する場合もあるでしょうが。

 

AグループBグループ・・少人数レベルから多数まで、それぞれ個性の違う人間が寄り合い絡む人間関係において、意見の相違や好き嫌い、性格の合う合わないがあるのはいたしかたないこと。

 

大切なのは、かけがえのない人生において、周りに左右されない、自省心と誠実で善なる良心を持った堂々の絶対自分を確立することでしょうか。
生きる上で、迷い、失敗いろいろあります。
しかし自らを振り返る心があれば、例え人間関係や人生の迷い道に踏み込んだとしても 、すぐさま自分自身を人として生きる正道に立ち還らせてくれるでしょう。
誰にもある「自分らしさ」「自分ならでは」の、自負できる部分が確立されていなければ、何時も他者との比較対象の狭間に我が心を疲弊させ、自身にある折角の良ささえも手放してしまうことになりかねません。

 

重要なのは、自負するところの自分を愛し理解して大事にするとともに、相対的な人間関係において、謙虚にして決して独りよがりで排他的でもない絶対自己を確立すること。
さすればどの様な状況下においても、また他人の誹謗中傷も何ら苦にすることもなく、「個」は大いに輝きを放って人生に活かされることになるでしょう。