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心花(こころばな)

頭良くて学歴がなければ、相応の地位に着くものでなければ、政治家でなければ、

世の役に立つことなど出来ないということなどありません。

如何に権力と権威に立って余りある財力を持とうと、頭脳明晰であろうとも、人の役に立つ行動を司るのは心の部分に他なりません。

例えば、悲しく辛い事や嫌な事に気持塞いでいる時、他人の何気ない一言や笑顔と親切に思わず心癒され、落ち込んだ気持を、再び明るく取り戻すことができた経験はないでしょうか。

ショップの店員であるあなたは、飛び切りの笑顔で客に「有難うございます」と言い、客も釣り銭を丁寧に受取ります。
車を走らせながら、割込みを許してくれたドライバーには、ハザードランプと共に軽く会釈をします。
食事を終えたレジでは、会計を済ませながら店の人に「ご馳走様」と言葉を返します。
ビルの入口で、向こうからやって来た人と鉢合わせれば、ドアを引き先を譲り、
日々清掃をしてくれるおばさんには「ご苦労様」の声を掛けます。

日常における何の変哲もないさり気ない一言や振る舞いは、その日たまたま遭遇した他人の心を救うものであるかもしれず、ある日ある人の心に開いた花は、また誰かの心花を咲かせることにもなるでしょう。