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信頼

 昨日も社員に言ったんです。
「私は、頭脳明晰でもないし覚えも悪い。
しかし、努力はできる。解ろう、今より一歩成長したい為の時間を惜しまない」と。

私はイチロー選手が好きです。
誰見ようと誰知ろうと、積み上げの一歩は彼自身がよく知っている。
いつの日かバットを置く日が来ようと、周りもその時を納得できるでしょう。
全幅の信頼は、その心に捉えられるのです。

信頼されるとはその様なこと。

膨大なる契約金を貰って役目を果たせずが続くなら、
自ら返上する気概くらいあってよいかもしれません。
自己管理もできなく、その姿勢も見られなければ、タダでも要らないでしょう。
それよりなにより同僚に申し訳ない。

例えば会社でも、採用して3ヶ月もすればおよそその人がこの先も使えるかどうかの判断ができます。
知識は未熟でも、その姿勢は読み取れるからです。

活かされ生かされ、必要とされる人間とは、
例え、ベンチに待機の不遇の時があっても、
例え選手も観客も立ち去った、寂しい夕暮れの中の一人グラウンドキーパーであっても、
はたまた攻守交代の合間を、汗だくになり愛嬌振りまく着ぐるみの中の人であったとして、
如何なる状況下においても、誠実なる心の素振りは怠らない人なのです。

その様な人に、
ある日、人生のウグイス嬢の声が響く・・
「代打、◯番、◯◯〜〜!」

さあ、今日もその出番を待ちながら。
いつ呼ばれても良いように。
我の今日できる努力をしよう。