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Lefty’s Bar

アーティストは、創作した8曲なり10曲なりを、万感の思いを込めてプロデュースする。

やがて製作者の情熱が込められた1枚のCDが世に出るのだ。曲順は、何気なく1~終曲まで入っているのではなく、しっかり意図されている。その昔、シングルレコードにはA面、B面があった。
A面は関係者がヒットを目論むものや、アーティストの思いが強いもの。
B面は従的なもの。
十分討議されて世にでる。
そして、時として製作者の思惑とは裏腹に、思ってみなかったB面曲の方が世に大ヒットすることもままあるのである。
 

やがて、時をおいて、創作を集めて「アルバム」が出される。
1曲1曲、アーティストの思いが込められた集大成。

 

昨今では、好きな音楽を簡単にダウンロードできたりする。
あるいはCDをあれこれランダムに、容易く自分の好みに合わせてコピーすることも可能。
CDも年々販売数を落としていっている。

 

ブルースバンドをやっているマスターが言う。

 

「最近は、曲が簡単に扱われて残念」
「これではアーティストも創作意欲をなくすだろう」

 

「昔レコードの時代、盤に針を下ろす時の高揚感がたまらなかったもの」
「かける前、かけ終わった後、大事に、大事に盤を取り扱ったものです」

 

カウンターの前、棚にはLPレコードがぎっしり収められている。

 

二度目のブルースバー。
此処では、同世代のマスターと、懐かしき曲の事で盛り上がるのだ。

 

棚に鎮座するラックスマンの真空管アンプ。
下段にはマッキントッシュのアンプ。

 

「やはり真空管のアンプはいいね~」とマスターは言う。

レコードもアンプも温もりがある。

 

ゆず酒・・ハイボールを飲みながら・・

ノスタルジックな夜の路地裏、バー空間。

 

スピーカーからは、高校時代にバンドで弾いていた、懐かしき「テル・ミー」ローリング・ストーンズが流れてきた。

 

 

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