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原点を忘れるなかれ

我も注意しなければならない。

つくづくそう思う。

 

慢心は、いつしか足下からほころびを生じさせる。
1人の相手の後ろには、目に見えない隠れた多くの潜在顧客が存在する。
ネットの場合特にそうだ。
「いいね」やアクセスの背後には、その何倍もの人がいて見られているということ。
ある日突然、見ず知らずの人から
「何時も見ていますよ」
そう言われたりもする事実。

 

物事の選択。
特に人の選択は重要。
だから人材採用も誰でもいいというわけにはいかない。
例え1人のパートさんでも、
良い人を選べば、その人の周りもおよそ似た人柄の人間が存在していると思われるのだ。

 

人間はいつしか初心を忘れる。
不安と何もない初期。
一本の問合せ電話、一つの取引が、どれだけ嬉しく明日への希望の糸を繋いだことか。

 

原点の客を忘れてはならない。
その時の心を失くしてはならない。
「なんだか最近違うな・・」
気が付かぬ内に、
人の心は離れていく。

 

クレームもお叱りも失敗も、
顕在しているうちはいい。
しかし、物事は砂防の様に静かに崩れていく。

 

料理人が「判る人間しか食わなくていい」などとのたまう。
アホか。
選択権は双方にあるということだ。

 

いつものうどん店に行く。
常にメニューが進化している。
従業員さんもいつも変わらず元気がいい。
今度こそあれこれ他のメニューを、と思いつつ、
またつい、いつものかしわそばを注文してしまう。
この店に行くのは勉強もなるからだ。

 

うどん店であろうと、居酒屋であろうとケーキ屋であろうと、スーパーのレジ打ちであろうと、
忙しい従業員の身でも、その場その場で、心を主人としなければならない。
例え雇用主が、「その程度でいいよ」と軽々であっても、
我は我の心で職務を全うしなければならない。
であれば、肩書だけの責任者より余程に責任者となれるのだ。

 

そんな貴方に出遭った私は、「我が社へどう?」
つい誘いたくなるだろう。

 

原点を忘れるなかれ。
初期の客を忘れるな。
例え日の目を見ないところに甘んじていようと、
今日も我の心で誠実に生きよ。

 

自戒を込めて。