ブログ

自立の精神

親が子に想う幸せは・・

決して、老いて親の世話をさせながら自由を奪うことではなく、我が子が幸せな家庭を築き、親の手を離れていくこと。
 

子が成人した後、親子の関係に甘えがあってはいけない。
独立し家庭を持った子は、既に一個の他人とみるべきだろう。
子は子の家庭を中心としていくのを温かく見守ってやろう。
今の時代は特に、親が子に限りない援助をしたとして、子に過度の助けなど求めないことだ。
例え身内であっても、遠くに居る者に帰省してもらうなら交通費を、同居するならそれなりの援助を考えておかなければならない。あっさりも合理的考えもあるのが現代。
一般的な生活環境においては、同居など、およそ甘い考えはしないことだ。
それぞれに生活スタイルは異なる。
日曜日、子や孫が楽しそうに連れ立って出掛けて行くのを心より送り出せることができるなら良し。でなければ、ポツンと、与えられた一部屋に一人取り残された寂しさを持つだろう。

 

私は、七度の転職八度目に突如、一文無しの状況で独立して山谷歩いてきました。
もがきながら苦しみながら、しかし、いつだって誠実に、希望を放棄することなく歩いて来ました。
そんな中、額に汗して積み上げてきたものを、身勝手な親の借金につぎ込むことになって・・
自分の生活を切り詰め、時には毎月何十万も支払い続け・・
親戚や関係者に子が詫びを入れ・・一人っ子の私が親戚の縁を失くし・・
しかし、子の辛抱に親は心配らせることなく。
それが残念と言えば残念。
自分の生活が大変でありながら、夫婦して、というより妻が自分を犠牲にしながらよく世話をしてきてくれました。
そして勉強させてもらった。

 

今の時代、自分の生活が侵害される結婚生活など誰もしないでしょう。
親に憎しみと憤慨を持ちながら、ただただ、我々夫婦はどの様な試練においても、放棄はできなかったということ。
憎しみは何も解決をもたらさない。

 

大変さは続きながら、まあ、経験の人生はよかったんじゃないだろうか。

 

動物においては早くに子離れしていきます。
いつまでも子離れ親離れできないのが人間。
人間においても親子の関係は自立が基本。
特に親は子に迷惑をかけてはならない。

 

また、それまで良好に思えた関係が、同居することによって姑、しゅうとめの関係がギクシャクもする。
姑しゅうとめは、他人を支配下におこうとしないことだ。
互いに尊重した距離感は持たなければならないでしょう。

 

子が家庭をもったら、既に一個の他人と思うことでしょう。
年老いて、子に迷惑だけはかけないようにしよう。
それが我々夫婦が常々話していることです。