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自己を確立する

人生は如何に自己を確立していくかが肝心。

確立された自己というものは、自分の人生を、あらゆる局面において支えることになるのですから。「そんなことを言ったって、自己を確立するなんて難しい」
なんて言葉も聞きますが、そんなことはありません。私など、この歳になっても、いまだに未熟さ満々です。
で、人は誰しも、現時点で既に自己というもので人生上に立っている。

自己を確立するというのは、刀鍛冶が火床で熱した鉄の塊を、長さ、幅、厚さを整えながら鉄槌で打ち延ばしていく作業にほかならないのです。
大槌も小槌も使い分けながら個人の想う方向へと形を持っていく。
その過程にあれば、何時だって、その時々においては人生に立脚しているということになります。
想う形にならなければ、また打ち直す。
それは何度でも繰り返すことが可能なわけです。

もし自己確立を先に進めることができないとすれば、それは火を止めた時。
炎なければ、形は美しくも強靭にも仕上がることはないということ。
即ち、火を熾し加熱させ、素延状態から想う形へと変化させていくことは、自己確立されていくこと同じで、想い(炎を燃やす)を途絶えさすのも継続させるのも、主導権は個人の手許にあるということなのです。

想いを込め、意志を持って鉄槌を打ち下ろす作業は、人生上における場面場面の「自己確立への打ち下ろし行為」とも言えるのではないでしょうか。

トントンと打ち続ける行為は、やがて、自身のみ知れど心の支えとなり、後方にはしっかりと人生わだちが残っていることでしょう。