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「あさが来た」

「あさが来た」

いよいよ明日で終わりです。

 

寂しいですね。
朝ドラは平日の毎日やっているわけですから、…
それはもう、つい場面に同化してしまいます。
しかも、ストーリーが、我々が過ごす日常的なものと似ていれば、一層短かに感じるのでしょう。

 

終わればなんだかぽっかり心に穴が空いたような寂しさが。

 

暫く、登場人物の影がちらついて。
・・あの人達は・・
視聴者である我々同様に、半年を共にした共演者さん達の気持ちもそうでしょう。

 

舞台の幕が閉じ、
共演者さん達も視聴者である我々も、本来の日常に返る。

 

人生も同じ様なものだと思います。
此の世は舞台。
生きる上で触れ合う人は皆共演者。
夫婦、子、家族、友人、同僚、隣人・・
とりわけ夫婦は特別の意味合いを持ち、共に過ごす日々は感慨深きものとなります。

 

人生の舞台を終えれば、
皆、帰って行く。
それはドラマの世界と変わりないと思うのです。
我々は、ロングランにも似た人生舞台に、此の世が真であるように思うけど、いつの日か終わって帰る場所こそが長く居る本当の場所。
此の世は束の間の舞台でしかない。

 

修学旅行で友と旅をする。
志を共有しての過ごす研修・・
終われば思い出とともに一抹の余韻がありますね。
はたまた、映画館のスクリーンについ我を投影して、
The Endが流れ暗い館内の照明が灯り明るい日常に戻る。
どれも感情は似たものであるでしょう。

 

此の世を終えて帰還する場所が真実。
だとして、朝ドラを見る様に、
此の世の舞台も大切な真実には違いない。
縁あった此の世での共演者達。
中でも特別の共演者には一層の愛おしさを覚えるだろう。
此の世が一時のものであればある程、
生きる日々は別れに近づく日々でもあるのだ。

 

だからこそ、大切にしたい日々。大切にしたい人達。
今日を生きる自分を。

 

「365日の紙飛行機」作詞 秋元康
朝の空を見上げて
今日という一日が
笑顔でいられるように
そっとお願いした

時には雨も降って
涙も溢れるけど
思い通りにならない日は
明日 頑張ろう

ずっと見てる夢は
私がもう一人いて
やりたいこと 好きなように
自由にできる夢

人生は紙飛行機・・・